リキダンバル農園 (Pacamara)
リキダンバル農園は、先住⺠のシンカ族が多く住み、⺠族の伝統柄を模した陶器が有名なエリアにあります。敷地内ではコーヒーと酪農を兄弟で手分けしており、エルメルは⻑年コーヒー生産に携わってきました。
コーヒーの市場価格が低迷し苦しい状況が続く中、2017年に生産者組合の紹介で機械式の脱穀機を購入しましたが、結果は振るわず。そんな中、GCFのセミナーに参加する機会があり、その斬新な取組みに衝撃を受けたことがキッカケでGCFへ参加することとなりました。
最初の年(2020年)はビギナーランクとして参加し、所属する他農園とのブレンドロットを日本に届けました。しかし、2021年には単一農園ロットの生産に切り替え、GCFの原則にさらに忠実に取り組むようになりました。現在、彼らは初のパカマラ種のナチュラルプロセスによるコーヒーロットを誇らしげに紹介し、新たな機会に満ちた世界への期待を寄せています。
今期のアップデート
今年は雨期にまとまった雨が降る恵まれた年でしたが、リキダンバル農園は裏作で収穫量は昨年の6割でした。私たちは大量の施肥で生産量をコントロールしているわけではないので、どうしても生産サイクルに左右されます。しかし、今年は収穫が少ないかわりに品質を向上させることに決め、アフリカンベッドを導入しました。また、今年はパカマラとゲイシャの少量の生産テストを2回行いました。私の夢は、世界のトップコーヒーと肩を並べるコーヒーを生産することなので、これはとても大きな一歩です。日本のロースターが訪問してくれたことも刺激になりました。いずれ後を継ぐことになる息子がとても喜んでいたのが何より嬉しかったです。
農園情報
生産エリア: Jalapa, New Oriente
町: San Pedro Pinula
標高 : 1700-1800m
農園サイズ: 14ha
生産品種: Catuai 90%, Pacamara 5%, Geisha 5%
シェードツリー: シェードグロウン(木陰栽培)
農薬使用: 殺虫剤・除草剤不使用、サビ病対策で殺菌剤を収穫 4ヶ月前まで使用
生産情報
収穫日: 2023年1月27日 ONE DAY LOT(1日で収穫)
糖度: 21%
脱穀方法: N/A
発酵スタイル: Anaerobic Fermentation
発酵時間: 140時間
発酵環境: 密閉した袋の中での嫌気性発酵
乾燥方法: 23日間
乾燥時間: シェードつきパティオでの乾燥
ドライミル: SCAAプロトコル
スクリーンサイズ: 14-18
パッケージ : Ecotact
基本情報
- お届けの状態: 豆のまま or 中挽きをお選びください
- お届け時期 : 焙煎日により異なりますがおよそ1~3日後に発送
- 送料 : 全国一律300円(7,000円以上ご購入で送料無料)
- 保存方法 : 直射日光、高温多湿を避けて保存してください
- 使用上の注意: 開封後はできるだけお早めにご使用ください
- 賞味期限 : 焙煎日より90日