コーヒー農家のストーリー

サン・アントニオ・ラス・フローレス村に位置するこの農園は、その名を村の誇りにちなんで名付けられました。

現在の農園主イサイアスの父、ニコラス・モラレスにより創設され、健康上の理由から一線を退いたドン・ニコラスは、経営を息子たちに託しています。

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主に土着品種のパチェを栽培していますが、同時にゲイシャやパカマラなどの品種も試験的に育てています。コーヒーだけでなく、バナナやオレンジなどの果物を育てたり、家畜を飼ったり、さらにはティラピアの養殖まで行っています。

農園は川の近くに位置し、GOOD COFFEE FARMSのウェットミルが隣接しています。世界中からの訪問者が足を運び多くの人々が立ち寄る場所で、ドン・ニコラスも彼らと交流し、農園が進化する様子を見ることを喜びとしています。

今期のアップデート

 今年は天候に恵まれたことで、コーヒーチェリーの糖度は20〜22ブリックスという高い数値に達しました。

私たちはダブルファーメンテーションを行い、まずチェリーを12時間発酵させた後、象徴的な自転車式パルパーで果皮を除去し、続いて36時間の嫌気性発酵を行いました。合計で48時間の発酵プロセスです。

エキゾチックな風味を狙うのではなく、発酵中の温度を丁寧に管理することで、品種本来の甘さや個性、テロワールを最大限に引き出すことを目指しました。その結果、ダークチョコレート、ブラウンシュガー、キャラメル、ライトオレンジ、グレープフルーツの風味が感じられる、バランスの取れたカップに仕上がりました